流産 体質の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
今まで2回ほど妊娠しましたが、化学流産で5週目になるとすぐに流産してしまうため、漢方薬で体質を改善していきたいと来店されました。
体が疲れやすく、冷え症のようです。
立ちくらみ、めまい、フワフワ感もあり、イライラしやすくなるそうです。
生理の量は少なく、出血の色も黒っぽいようです。
胃腸も弱く、胃もたれしやすいそうです。
体が疲れているのにもかかわらず眠りが浅く疲れが取れにくいそうです。
29歳 女性
中国医学的に『気血両虚』、『食積血瘀』の状態と考えらえます。そのため、体力や「血」を補っていく漢方薬、消化吸収を助けていく漢方薬、「血」の流れを良くしていく漢方薬などをお渡ししました。
2週間ほどして、体の疲れや立ちくらみがだいぶ減ってきて、体調もいいそうです。
1か月ほどして、オリモノが少ない状態でしたが、出てくるようになってきたそうです。また、生理の出血の色も黒い色から紅い色に変わってきている、という報告を受けました。
2か月ほどして胃腸の調子も良くなり、胃もたれもなくなってきたそうです。体も疲れにくくなり、体調もいい状態のようです。
3か月目になり「陽性が出ました」という報告を受けました。こんなにすぐ妊娠すると思っていなかったようで、ビックリされておられます。また、流産が心配なので妊娠中でも飲める漢方をお渡ししました。
以前妊娠した時は体が疲れやすい状態が続いていたそうですが、今回は体調が悪くなりにくくなってきているそうです。引き続き飲んで頂いております。
中国医学の考え方は、お母様やお父様の体力や血液がシッカリしておりますと、子孫繁栄の臓器にもシッカリ栄養がいきやすくなります。
基礎体温の高温期が一つの目安になります。高温期が12日以上続くようでしたら、プロゲステロンの黄体ホルモンもシッカリしていらっしゃる方が多いと思います。
高温期が10日未満で生理がくる場合は、プロゲステロンの値も低い方が見受けられます。この場合は妊娠の維持が難しくなり、流産されやすい方もいらっしゃいます。恐らくこの場合は体も疲れやすく、フワフワ感、眩暈、生理の量が少なくなる方もいらっしゃいます。
妊娠を維持させていくためにも、体力や血液が必要になります。妊娠したから終わり、出産したから終わりではありません。出産してから赤ちゃんを育てて自律させていく事が、親の責任と思います。
そのためにも、産まれてくる前から体つくりをしていく事が大切だと思います。基本は食事と睡眠が大切だと思います。いろいろ試してうまくいかない方は是非、ご相談ください。
TEL:078-934-8499
住所:兵庫県明石市大久保町大窪299-1